腎不全が進行し、腎臓が機能しなくなったら、その代わりとなる代替治療=血液透析、腹膜透析、腎移植という選択肢が待っています。腎移植は患者さまにとって最も自然な状態を保てる治療法ですが、腎臓を提供してくれる人(ドナー)の要因なども関係する為、必ずしも患者さまの予定通りにいくとは限りません。一方、日本で最も行われている治療法が、血液透析です。通院していただき定期的に週3~4回行う施設血液透析、患者さまのご自宅で行う在宅血液透析があります。またお腹に透析液を入れて行う腹膜透析があります。在宅血液透析や腹膜透析の通院は月に1~2回程度で済みます。腎代替治療それぞれにメリット・デメリットがありますので、主治医と相談の上治療を受けることをおすすめします。また、腎臓病の患者さまは普段の生活から血圧管理をはじめとする全身コントロールや食事療法が必要になるので、当院でも主治医以外の多職種のスタッフで構成されたチームでさまざまな視点から対応いたします。
腎臓病と人工透析については、専用サイトで詳説しております。