腎臓内科

腎臓内科

普段から腎臓のことを気遣っている方は、そう多くはいらっしゃられないでしょう。腎臓は、尿をつくる臓器程度の認識なのではないでしょうか。腎臓の役割は、血液をろ過して尿をつくって老廃物を体外に排泄することですが、そのほか、腎臓は血圧を調節し、血液をつくるホルモンを生成したり、骨を強くしたりするなど、ほかの臓器とも連携して多くの機能を担う重要な臓器であることがわかっています。ただ、自覚症状がほとんどなく、症状が発覚したときには、すでに進行している…。それが腎臓病の特徴です。そんな腎臓を気にかけ、ケアしていきましょう。

腎臓内科

腎臓内科

腎臓病は初期段階では自覚症状がほとんどなく、病気の入り口はたいてい健診の尿検査で、タンパク尿やクレアチニンの高数値からわかります。タンパク尿から病状が進行すると、腎不全に至り、さらに進行すると、血液透析などの代替治療を行わねばなりません。腎臓病種類として、原発性として、糸球体腎炎・尿細管間質性疾患、続発性として高血圧・糖尿病・膠原病・血液疾患などを伴う全身性腎疾患などが挙げられます。腎臓病の種類や病名により治療が異なってきます。まずは、腎臓病発見のきっかけとなる健診を受けましょう。そして、健診結果で腎臓病関係の異常を指摘されたら、ご予約の上、ご来院ください。

慢性腎臓病(CKD)

生活習慣病の放置などにより慢性的に腎機能異常(正常時の60%未満)を起こしているケースで、検査をすればどの段階にあるかわかります。ごく初期なら回復の見込みがあるので治療に努めますが、腎機能低下が進行すると徐々に治すことはむずかしくなっていきます。腎機能の進行をできるだけ抑えるよう内服療法、生活指導を行い、進行段階で出現する症状(高血圧、貧血など)に対処する形で治療を行います。

代替治療

腎不全が進行し、腎臓が機能しなくなったら、その代わりとなる代替治療=血液透析、腹膜透析、腎移植という選択肢が待っています。腎移植は患者さまにとって最も自然な状態を保てる治療法ですが、腎臓を提供してくれる人(ドナー)の要因なども関係する為、必ずしも患者さまの予定通りにいくとは限りません。一方、日本で最も行われている治療法が、血液透析です。通院していただき定期的に週3~4回行う施設血液透析、患者さまのご自宅で行う在宅血液透析があります。またお腹に透析液を入れて行う腹膜透析があります。在宅血液透析や腹膜透析の通院は月に1~2回程度で済みます。腎代替治療それぞれにメリット・デメリットがありますので、主治医と相談の上治療を受けることをおすすめします。また、腎臓病の患者さまは普段の生活から血圧管理をはじめとする全身コントローや食事療法が必要になるので、当院でも主治医以外の多職種のスタッフで構成されたチームでさまざまな視点から対応いたします。

腎臓病と人工透析については、専用サイトで詳説しております。

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生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症)や老年期疾患の診断、治療および慢性腎臓病の診断、治療、そしてその終末像のひとつである腎不全医療をのことなら中央内科クリニックへお越しください。